企業のサステナビリティへの取り組みが広がる中、その価値を社外へどのように伝えるか。自社からの発信に加え、メディアなど第三者の視点を通じて客観的に伝えることで、これまでとは異なる発信やブランディングにつながる可能性があります。
一方で、「自社の取り組みの何がPRの題材になるのか」「どのような切り口で発信すればよいのか」と模索する広報担当者も少なくありません。
そこでアスエネは、製造業や金融、人材サービスなど、さまざまな業界の広報担当者を招き、「サステナ×広報 情報交換会」を開催しました。当日は、上場企業から中小企業まで、企業規模の異なる約10名が参加。サステナビリティ広報に関する課題や、各社が実践している工夫について率直に意見を交わしました。
業界や企業規模を越え、よりよい発信に向けて本音で意見交換
本イベントは、広報担当者同士の横のつながりをつくることを目的に、参加者同士の対話を中心としたプログラムとしました。企業や業界の垣根を越えて、日頃の取り組みや今後挑戦したいことを率直に共有できる場を目指しました。
はじめに自己紹介を行い、「自社が生み出す環境価値を、お客さまに分かりやすく伝えたい」「パーパスに基づく多角的な事業を、社内外へ発信していきたい」「サステナビリティに関する知識を身につけ、ビジネスにつなげたい」といった目標を共有しました。
さらに、「専門用語への理解を深めたい」「社内から発信の題材を集める仕組みを整えたい」「BtoB企業ならではの切り口を広げたい」など、よりよい情報発信に向けて取り組みたいテーマも挙がりました。
各社の実践から、サステナビリティ広報のヒントを共有

グループワークでは、各社が実践している工夫や、今後取り入れたいことを共有しました。
社内から発信の題材を見つける方法として、広報担当者が営業会議に参加し、顧客とのやり取りや現場の動きから情報を得ている事例が紹介されました。また、各部署へのヒアリングの機会を定期的に設け、社内の取り組みを継続的に把握する工夫も共有されました。
専門知識を身につける取り組みとしては、GX検定を受験し、基礎から体系的に学ぶ方法が挙がりました。さらに、SBT認定を取得した近隣企業の勉強会に参加し、担当者同士で情報交換を行う事例も紹介されました。社内だけでなく、社外とのつながりを生かして継続的に学ぶ方法について、活発に意見が交わされました。
発信の幅を広げ、サステナビリティの取り組みをビジネスにつなげる方法についても議論しました。BtoBの専門的なテーマであっても、生活者に身近な話題など「ワンエッセンス」を加えることで、より伝わりやすい発信になるというアイデアが挙がりました。
各社の具体的な実践に触れることで、参加者が自社でも取り入れられる方法を考え、次の行動につながるヒントを共有する時間となりました。
メディア掲載につながった「切り口」と「届け方」の工夫を共有
グループワークの後には、当社がこれまで取り組んできた事例をもとに、サステナビリティに関する情報発信をメディア掲載につなげる際に意識していることをお話ししました。
新機能を発表する際には、機能の説明に加え、「どのような企業課題に応えるものなのか」「導入によって業務や経営にどのような変化が期待できるのか」を整理して伝えた事例を取り上げました。また、それぞれの媒体の関心に合わせて内容を組み立てて個別に情報を届けるなど、実践している工夫もお伝えしました。
新サービスについては、法規制や市場環境の変化、企業が直面する社会課題と結びつけ、「なぜ今必要とされるのか」という背景まで伝えることを、当社では意識しています。社会全体の動きの中に自社の発表を位置づけることで、より幅広い観点から関心を持ってもらえた実例を紹介しました。
さらに、サステナビリティや脱炭素を専門に扱う媒体について、それぞれの特徴や主な読者層、情報を届ける際に当社が意識している点を紹介しました。
広報担当者同士のつながりを、次の行動へ
会の最後には、自由に交流できるネットワーキングの時間を設けました。プログラムを通じて打ち解けた参加者同士で、終了時間まで活発な交流と意見交換が行われました。
同じ広報という立場だからこそ共有できる視点も多く、参加者同士で共通するテーマを確認しながら、他社の取り組みから新たな気づきを得る時間となりました。
参加者からは、「他社の具体的な取り組みを聞き、早速、営業会議に参加してみたいと思った」「社外との情報交換の大切さに気づいた」といった、次の行動につながる声が寄せられました。
今回の交流会を通じて、参加者同士の横のつながりが生まれ、日々の業務に生かせるヒントを共有することができました。当社にとっても、各社の実践から多くの学びを得る時間となりました。企業や業界の垣根を越えて意見を交わすことで、これからの情報発信を考えるきっかけとなる交流会になりました。